日本植物分類学会 第1回大会 プログラム
会期:2002年3月15日〜17日会場:国立科学博物館分館(東京都新宿区百人町3-23-1)
日程:
3月15日(金)
13:00-18:00 シンポジウム
3月16日(土)
09:30-11:45 一般講演
12:00-13:00 総会
13:30-14:20 日本植物分類学会賞受賞講演
14:30-17:30 ポスターフラッシュ&セッション
18:00-20:00 懇親会
3月17日(日)
09:30-11:45 一般講演
13:00-14:45 一般講演大会会長:小 山 博 滋
日本植物分類学会第1回大会準備委員会
お問い合わせ:0298-53-8973(土居祥兌)
●● シンポジウム ●●
3月15日(金) 13:00-17:00
「ヒマラヤの植物と菌類の分類学的研究に関する最近の動向」
趣旨説明・司会 / 門田裕一(科博・植物)
13:00 ヒマラヤ植物研究50年の歴史を振り返って / 大場秀章(東大・博物館)
13:30 ヒマラヤ産菌類の研究 / 土居祥兌(科博・植物)
14:00 ヒマラヤ産コケ類の研究 / 樋口正信(科博・植物)
14:30 ヒマラヤ産イグサ属の分類学的研究/宮本 太(東農大・農学科)
15:00 ヒマラヤ産ユキノシタ属の分類学的研究 / ゚若林三千男(都立大・牧野標本館),秋山 忍(科博・植物),大場秀章(東大・博物館)
15:30 大ヒマラヤ産トリカブト属(キンポウゲ科)の分布と分化 / 門田裕一(科博・植物)
16:00 ヒマラヤ産ハルトラノ属(タデ科)の多様性と分類 / 米倉浩司(東北大・八甲田植物実験所)
16:30 ヒマラヤにおける木材解剖学の展開 / ゚鈴木三男(東北大・植物園),能城修一(森林総研・木材利用部),高橋 晃(兵庫県博)
●● 講演プログラム ●●
Lは一般講演,Pはポスター講演を示します。
3月16日(土) 9:30-11:45 一般講演
09:30 L01 マダガスカル産カワゴケソウ科2属,Endocaulos,Thelethylax の比較形態 / ゚稲川理恵,今市涼子(日本女子大・理),加藤雅啓(東大・理・生物)09:45 L02 Cladopus属(カワゴケソウ科)の形態学的研究 / ゚厚井 聡・加藤雅啓(東大・理・生物)
10:00 L03 ヒルムシロ属の自然雑種オオササエビモの遺伝的多型と表現型可塑性の変異 / ゚飯田聡子(神戸大・自然科学),小菅桂子・角野康郎(神戸大・遺伝子実験センター)
10:15 L04 日本および周辺地域のハナミョウガ属の分類学的再検討(3) / ゚船越英伸(信大・工・地球環境システム),井上 健(信大・理・生物)
10:30 L05 日本産アザミ属の分類学的研究5 ビッチュウアザミとウスバアザミについて / ゚門田裕一(科博・植物)
10:45 L06 マルバコウツギ(Deutzia bungoensis Hatus.)の種内変異 / ゚鈕 力明(東大・博物館),南谷忠志(宮崎県博),大場秀章(東大・博物館)
11:00 L07 タンポポ属植物にみられる雑種個体の識別と全国分布 / ゚芝池博幸(農環研),山野美鈴(東大・農),森田竜義(新潟大・教育人間),大黒俊哉(農環研),井出 任(農環研,東大・農)
11:15 L08 緑藻ボルボックス科の系統と分類 / ゚野崎久義(東大・理・生物科学)
11:30 L09 日本産ユカリ属藻類(真正紅藻網,ユカリ目)の種内変異と系統関係について / ゚矢野友美(神戸大・自然科学),神谷充伸・川井浩史(神戸大・内海域機能教育研究センター)
■12:00-13:00 2002年度 総会
■13:30-14:20 日本植物分類学会賞受賞講演
13:30 分類学私考 / 大橋広好(東北大学名誉教授)
14:00 和賀山塊の自然とその保全 / 堀井雄治郎(和賀山塊自然学術調査会・角館高等学校教諭)
■14:30-16:10 ポスターフラッシュ (各3分間)
■16:15-17:30 ポスターセッション
P01 種の多様性調査(植物)の結果について / 笹岡達男・曽我部倫子(環境省・生物多様性センター),古畑芳晶((自然環境研究センター),゚井上 健(信大・理・生物),矢原徹一(九大)
P02 苔類の頂端細胞の観察 / ゚嶋村正樹,出口博則(広大・理・生物)
P03 特異な配偶体携帯をもつ苔類MizutaniaとTreubiaの分子系統学的位置 / ゚坪田博美・松田秀隆・山口富美夫・出口博則(広大・理・生物)
P04 屋久島産ナチシケシダにおけるrbcLとndhF,及び形態の変異 / ゚篠原 渉・村上哲明(京大・理・植物)
P05 タニイヌワラビとツクシイヌワラビの推定雑種ナンゴクイヌワラビについて/゚西田靖子・高宮正之(熊本大・自然)
P06 ニューカレドニアで発見された謎のコケシノブ科 / ゚海老原 淳(東大・総合文化),岩槻邦男(放送大学),美和秀胤(京大・理・植物),朝川穀守(千葉大・理・植物),伊藤元己(東大・総合文化)
P07 長野県で発見されたナベクラザゼンソウについて / ゚井上 健(信大・理・生物),大塚孝一(長野県自然保護研)
P08 韓国に産するショウジョウバカマ属(広義ユリ科)の新分類群/゚布施静香(兵庫県博),李 南淑(梨花女子大・生物),田村 実(大阪市大・植物園)
P09 北海道雨竜沼湿原に産するホシクサ属植物の分類学的位置 / ゚高橋英樹(北大・博物館)
P10 クイーンズランド南東部に産するRutidosis属(キク科)5種の細胞分類学的研究 / ゚國府方吾郎(科博・植物園),A. E. Holland (Queensland Herb.)
P11 仙台近郊におけるキバナイカリソウとイカリソウの交雑帯の解析 / ゚堀江佐知子(東北大・理・生物),鈴木和雄(山口県立大・生活科学),牧 雅之(東北大・生命科学)
P12 オオヒゲノガリヤスの起源に関する遺伝的解析 / ゚斉藤 格,福田達哉(東北大・理・生物),横山 潤,牧 雅之(東北大・生命科学)
P13 シカクホタルイの雑種親 / ゚小出和重・五百川 裕・大悟法 滋(上越教育大・生物)
P14 絶滅危惧植物ヘラナレンの保全に関する研究 / ゚梶田 忠・下園文雄・平井一則(東大・理・植物園),延島冬生(小笠原村役場),邑田 仁(東大・理・植物園)
P15 ソナレムグラにおける遺伝的分化 / ゚牧 雅之(東北大・生命科学),松村俊一・山城 考(東北大・理・生物)
P16 バクチノキの集団内DNA多型とその評価 / ゚青木京子(京大・理・植物),鈴木 武(兵庫県博),村上哲明(京大・理・植物)
P17 オニタビラコ2型の遺伝的隔離 / ゚渡辺幹男・茂森 舞・芹沢俊介(愛知教育大・生物)
P18 クロバナイヨカズラには4つのタイプが含まれる/゚山城 考(東北大・理・生物),横山 潤・牧 雅之(東北大・生命科学)
P19 ヒメコウホネ2型の分類学的再検討/゚志賀 隆(神戸大・自然科学),角野康郎(神戸大・遺伝子実験センター)
P20 水生植物フサモとオグラノフサモの中間形〜雑種説の検討〜 / ゚崎山優子(神戸大・理・生物),角野康郎(神戸大・遺伝子実験センター)
P21 イソマカキランに見られるペロリア化(整斉変態現象)とその意義について/゚横田昌嗣(琉大・理・海洋自然科学)
P22 落葉生息菌類Thysanephora penicillioidesの核DNA種内変異の地理的分布/゚岩本 晋・徳増征二(筑大・菅平高原実験センター),陶山佳久(東北大・農),柿嶌 眞(筑大・農林)
P23 ゴンドワナを跨いだ共進化−Nothofagusと寄生子嚢菌Cyttariaの共進化について / ゚瀬戸口浩彰(京大・総合人間),P. Johnston (Landcare Res., N. Z.),E. Valenzuela (Univ. Aus. Chile),西田治文(中央大・理工),土居祥兌(科博・植物)
P24 キヌゴケ属の分類学的研究(IV)rbcL遺伝子による分子系統解析 / ゚有川智己(東大・理・生物)
P25 アマモ科の分子系統解析 / ゚田中法生(科博・植物園),J. Kuo (Univ. of W. Australia),大森雄治(横須賀市博),仲岡雅裕(千葉大・自然科学),相生啓子(青学女子短大)
P26 アジアのカワゴケソウ科の分子系統 / ゚喜多陽子・加藤雅啓(東大・理・生物)
P27 Interspecific relationships among Cicer species on the basis of variation in random amplified polymorphic DNA (RAPD) and seed morphology / ゚F. Javadi・H. Yamaguchi (Conservation Ecol. Lab., Dept. of Pl. Sci., Graduate Sch. Agr. & Biol. Sci., Osaka Pref. Univ.)
P28 日本産チャルメルソウ属の分子系統学的解析−予報− / 伊藤 学・若林三千男・゚藤井紀行(都立大・牧野標本館),渡辺幹男(愛知教育大・生物)
P29 日本列島広域分布種の分子系統地理3 ハナイカダ(Helwingia japonica) / ゚大井哲雄・梶田 忠・邑田 仁(東大・理・植物園)
P30 2001年サハリン植物調査の成果と課題 / ゚福田知子(北大・農),高橋英樹(北大・総合博物館)
P31 東カリマンタン低地熱帯多雨林における森林火災と地衣類相との関係 / ゚宮脇博巳(佐賀大・文化教育),H. Simbolon(RDCB-LIPI),清水英幸(国立環境研)
P32 東カリマンタン低地熱帯多雨林における森林火災と蘚苔類相との関係 / ゚山口富美夫(広大・理・生物),F. I. Windadri・I. Haerida(Herbarium Bogoriense),清水英幸(国立環境研)
■18:00-20:00 懇親会 ホテル海洋(東京都新宿区百人町2-27-7,Tel. 03-3368-1121)
3月17日(日) 9:30-11:45 一般講演
09:30 L10 単子葉植物の分子系統 / ゚田村 実・山下 純(大阪市大・植物園),布施静香(兵庫県博),原口雅竹(大阪市大・植物園)
09:45 L11 エンレイソウ Trillium apetalon Makino の起源と進化 / ゚福田一郎(アジア生態進化研究所)
10:00 L12 シュンラン属の生活形・栄養摂取様式の進化ム2 分子系統 / ゚遊川知久(科博・植物園),横山 潤(東北大・理),三吉一光(秋田県立大・生物資源),W. L. Stern (Dep. Bot., Univ. Florida)
10:15 L13 モクレン科熱帯隔離分布群の分子系統と花の匂い / ゚東 浩司(京大・理・植物分類),V. Rico-Gray・J. G. Garcia-Franco (Inst. Ecol., Mexico),豊田正夫・浅川義範(徳島文理大・薬),L. B. Thien (Tulane Univ., USA)
10:30 L14 キントラノオ目(Malpighiales)の分子系統〜広義トウダイグサ科の系統解明に向けて〜 / ゚徳岡 徹(京大・総合人間),戸部 博(京大・院・理)
10:45 L15 アジサイ属(Hydrangea)の分子系統と植物地理 / ゚瀬戸口浩彰・徳岡 徹(京大・総合人間),百原 新(千葉大・園芸),十河暁子(京大・理・植物),C.-I. Peng(台湾中央研究院),Z.-K. Zhou(中国科学院・昆明植研),遊川知久(科博・植物園)
11:00 L16 琉球列島における分子植物地理学的研究 / ゚瀬尾明弘(京大・理・植),渡辺幹男(愛知教育大・生物),堀田 満(西南日本植物情報研究所),村上哲明(京大・理・植)
11:15 L17 西マレシア産シマオオタニワタリ類におけるrbcLタイプ間の生殖的隔離 / ゚谷田辺洋子・村上哲明(京大・理・植物)
11:30 L18 核rDNAの塩基配列から推察されるGolovinomyces属の宿主ム寄生者関係の進化 / ゚高松 進・松田紗苗(三重大・生物資源)
■ 11:45-13:00 休憩
■ 13:00-14:45 一般講演
13:00 L19 陸上植物の進化とMADS-box遺伝子族の進化 / ゚小藤累美子(金沢大・院・自然科学),山崎美鈴(千葉大・理),住川直美(基生研・種分化第二),近藤公彦・植田邦彦(金沢大・自然科学),伊藤元己(東大・院・総合文化),長谷部光泰(基生研・種分化第二)13:15 L20 ネッタイスイレン(スイレン科)におけるINNER NO OUTER 相同遺伝子の発現様式 / ゚山田敏弘(東大・理・生物),田中愛子・上原浩一(千葉大・園芸),伊藤元己(東大・広域システム),加藤雅啓(東大・理・生物)
13:30 L21 オーキシンの作用機作は単相世代と複相世代の進化にどう関わったか / 阪口寿子(基生研;信大・理),藤田知道(基生研),出口博則(広大・理・生物),佐藤利幸(信大・理),゚長谷部光泰(基生研・種分化第二)
13:45 L22 アイソザイム解析と葉緑体DNAによるヒメジャゴケの種の認識 / ゚美和秀胤(京大・理・植物),須原準平(立教大・理),北川尚史(奈良産業大・経営),武 素功(中国科学院・昆明植研),村上哲明(京大・理・植物)
14:00 L23 アリドオシ属における二型花柱性と染色体数の関係 / ゚内貴章世(京大・理),永益英敏(京大・博物館)
14:15 L24 カバノキ科における受粉から受精までの花粉管挙動 / ゚十河暁子・野口順子・戸部 博(京大・理・植物)
14:30 L25 未知の葉上器官「ダニ室」(予報) / ゚西田佐知子(名大・博物館)
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