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お知らせ/20110517大会代替措置3

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日本植物分類学会 第10回大会(つくば) 大会準備委員会からの説明

大会準備委員長 岩科 司

(1) 日本植物分類学会第10回大会を筑波で開催できなくなった理由は以下の通りです。

  • 3月11日の地震発生の翌日に大会会場である筑波大学の大学会館に問い合わせたところ、大学内はすべて立入禁止となっていました。その後、14日に臨時準備委員会を開催し、委員に意見を聞いたところ、大多数が延期して開催に賛成でした。この時期については5月では準備が間に合わず、7月はメルボルンでのIBCの開催、9月は東京での植物学会の開催があり、6月しかないだろうということになりました。また、会場の大学会館も担当者の話によると、3月の卒業式は中止だが、6月になれば多分大丈夫で、会場の予約もまだ空いているので、可能だろうとのことでした。この時にはすでに原発の問題が発生していたので、国際学会とするなら、外国人が比較的来やすい関西で開催したらどうか、という意見も出ました。また、分類学会とFABシンポは分離が不可分で、同時開催でなければ意味がないという意見も出ました。そのような理由で当初はつくば、無理なら関西で会場を探して行うという結論に達しました。
  • その後、大学会館より電話連絡があり、会館の天井部分に欠損が見つかり、それがその後の余震で悪化しているばかりでなく、修理が危険で不可能なために、予定していた大学の入学式も中止となり、6月では全くめどが立たないということで、使用許可を受け付けてもらえませんでした。また、つくば市内の会議場などはすでに6月は満杯で、関西も大学関係などは長期休暇の時期ではないためなどと、次年度の分類学会の開催が関西である事を考慮すると、これもまた無理であると判断せざるを得ませんでした。

(2) 学会参加費は返金しないことにした理由は以下の通りです。

  • 今回の学会を予算の範囲内で行うために、筑波大学との共催を大学側にお願いし、大学会館の使用料を無料としました。またFABシンポと同時開催となったために、例年より増加したポスター発表のためのボードやそれを運搬するためのトラックはつくば市のものを、またトラックは科博のものを使用するなどして、切り詰め、何とか集めた参加費の範囲内で行えるように計画した。したがって、もともと余裕のある予算ではなかった。
  • 皆様からお預かりした大会参加費から、要旨印刷代、すでに印刷発送済みのプログラム代、要旨を参加者に送る料金、懇親会費とお弁当代の返金のための郵便小為替代と手数料、学会開催の準備に要した、あるいはこれから要旨を発送するためのアルバイト代、菌類学会との共同シンポの発表者およびFABシンポの外国人発表者(非会員)への要旨の発送代などを差し引くとほとんど参加費は残らない計算となります。
  • 以上の理由で、準備委員会では学会参加費は返却しないという結論にならざるを得ませんでした。どうかご了承願いたいと思います。なお、まだ83080円不足する見込みですが、これについては分類学会から補助費(10万円)内で補てんしたいと思います。
  • 懇親会費とお弁当代は返却します。なお、これらは賛同される方につきましては大地震の復興義援金としたいと思います。

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最終更新時間:2011年12月07日 17時56分56秒

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