頂いた情報を転載します。正確な内容は、文中のリンク先で御確認下さい。 ---- !!!ブラジル孤高の移民植物学者 橋本梧郎先生 生誕100周年記念ドキュメンタリー映画上映会 !!ブラジルへ移住した記録映像作家 岡村淳監督作品 !主催 日本ブラジルかけ橋の会 !日時 2013年8月31日(土) 開場12:50 !会場 TCE東京環境工科専門学校(東京都墨田区江東橋3-3-7) !上映作品 各回入れ替え制。上映終了後に岡村監督のトークがあります。 +ギアナ高地の伝言 橋本梧郎南米博物誌 開場12:50 開映13:00 〜 +南回帰行 橋本梧郎と水底の滝・第一部  開場15:10 開映15:20 〜 !料金 1作品前売り1,000円(当日1,300円) 定員 各回80人(先着) *座席は、当日先着順でお受けします。 *お申込みの段階で前売り価格とします。当日受付でお支払い下さい。 !申込み 2作品をご鑑賞される場合は、以下の「こくちーず」からお申込み下さい。 *http://kokucheese.com/event/index/100905/ 1作品のみの場合は、お手数ですが渡辺宛(qym00600◎nifty.com)にメールを下さい(アドレス中の◎を半角の@に置き換えて下さい。 !収益 「南回帰行 橋本梧郎と水底の滝・第二部」制作のため、岡村監督に寄付させていただきます。 !!開催趣旨 植物学者・橋本梧郎(はしもと ごろう)先生は、大正2年(1913年)、静岡県の旧小笠町(現菊川市)に生まれました。幼少期から動植物が大好きで、昭和9年、未知の植物を求めブラジルへ渡航。博物館館長、サンパウロ博物研究会顧問などを歴任。精力的に植物の研究に取り組み、生涯をかけて集めた標本は10万点以上、個人所蔵としては世界最大級といわれています。『ブラジル産薬用植物事典』(第33回吉川英治文化賞受賞)など著書も多数。小笠町初の名誉町民(菊川市誕生後名誉市民)、静岡県立大学名誉博士、勲五等。 ブラジルに帰化し、90歳を過ぎても植物研究に邁進していましたが、平成20年(2008年)に死去されました。本上映会は、日本とブラジル両国に多大な貢献をされた橋本先生の生誕100周年を記念し、ドキュメンタリー映像を通じてその生き方を学ぶものです。 !!ギアナ高地の伝言 橋本梧郎南米博物誌 制作・構成・撮影・編集・報告:岡村淳 満92歳を迎えるブラジル移民の植物学者・橋本梧郎先生の悲願の旅の同行記録。未知の植物にあこがれ、軍国化する日本に背を向けて21歳にして橋本青年はブラジルに渡った。以来、名声とも金銭とも縁のないなか、在野の立場から植物の採集と分類に没頭してきた。近年、体調を崩して再びフィールドに出ることを危ぶまれるようになった橋本先生の最後の夢は、地上最古の秘境といわれるベネズエラ奥地のギアナ高地の旅だった。篤志家の出現と奇跡的な体調回復で2005年1月、ようやく現地入りが実現した。しかし現地では予期せぬトラブルが続出。旅のメインの目的、「神々の家」とインディオたちが呼ぶテプイ:テーブルマウンテンを目前にするのだが… 岡村監督は10年来のお付き合いを続ける孤高の博物学者・橋本梧郎先生に、生きる意味を問い、「地上最古の秘境」からこの星にあることの意味を探っていく。(2005年 制作/103分) !!南回帰行 橋本梧郎と水底の滝・第一部 制作・構成・撮影・編集・語り:岡村淳 現在、世界三大瀑布に数えられるイグアスーの滝をはるかにしのぐ水量の巨大な滝群が、かつて南米にあった。セッチケーダスとよばれたその大瀑布は、ブラジルの軍政時代に当時世界最大だったイタイプーダムの建設によって水没してしまった。この滝のほとりに20年にわたって滞在して、植物採集を続けた移民植物学者の橋本梧郎先生はその後、サンパウロに居を移し、90代の高齢となった。橋本先生は最後の旅として水底の滝への案内を岡村監督に頼むが、現地側の事情で延期せざるをえない状況が続いた。岡村監督は代案として、かつて橋本先生が日本の第二次大戦突入前に昭和天皇への献上品の粘菌類を集めた原生林への旅を提案する。戦争を嫌ってブラジルに渡った橋本先生は、昭和天皇に複雑な思いを抱いていた。 いよいよ橋本先生は、岡村監督の運転で南回帰線にそって西に向かう旅に出るが… (2011年制作/135分) !岡村 淳(おかむら じゅん)プロフィール 1958年東京都目黒区出身。1982年日本映像記録センター(映像記録)入社。 「すばらしい世界旅行」「知られざる世界」の番組ディレクターを担当し、ブラジル を始めとする中南米を主に取材。1987年フリーランスとなり、ブラジルに移住。小型 ビデオカメラを用いた単独取材によるドキュメンタリー作りに開眼。以降、記録映像 作家としてNHK、朝日ニュースターなどで20本以上の作品を放送。1997年より自主制 作によるドキュメンタリー作りを始める。ブラジルの日本人移民、そして社会・環境 問題をテーマとした作品の制作を継続中。自主制作の代表作に「ブラジルの土に生き て」(2000年)、「赤い大地の仲間たち フマニタス25年の歩み」(2002年)、「ア マゾンの読経」(2006年改訂)、など。最新作は「リオ フクシマ」(2012年12 月)。著書「忘れられない日本人移民」(港の人・2013年)。