日本植物分類学会第28回大会プログラム
1998年3月20日(評議員会) 21日〜22日;研究発表会

会場:富山市科学文化センター

事務局:富山市科学文化センター (太田・坂井)
〒939-8084 富山市西中野町1-8-31
e-mail:naruh@sci.toyama-u.ac.jp(大会会長 鳴橋直弘)
sakai@tsm.toyama.toyama.jp(大会事務局 坂井奈緒子)


1998年3月21日(土)

9:30 L1 大原孝明★(富山県中央植物園)・渡辺幹男・芹沢俊介(愛知教育大学・教育) ミヤマチョウジザクラの雑種性の検証

9:45 L2 東隆行★・根本智行・大橋宏好(東北大・院・理・生物) ヤナギ科ヤナギ亜科植物の雄蕊の配置

10:00 L3 芹沢俊介★・溝口忍・渡辺幹男(愛知教育大・生物) 日本産低地性2倍体タンポポの形態の変異の再検討

10:15 L4 徳岡徹★・戸部博(京都大・総合人間・自然環境) ハツベキ連(トウダイグサ科)の生殖器官の解剖学とその分類学的位置の再検討

10:30 L5 近藤恭彦★・大橋広好(千葉中央博) マメ科植物のcotyledon areoleの解剖学的特徴

10:45 L6 西田佐知子(京都大・人間・環境学) クスノキ科アカハダクスノキ属Beilschmiediaの葉の解剖学的研究

11:00 L7 遊川知久★(国立科博・植物園)・大場秀章(東京大・博物館) Dendrobium acinaciforme Roxb.の正体

11:15 L8 羽生田岳昭★(金沢大・理・生物)・新井章吾((株)海藻研究所)・若菜勇(阿寒町教育委員会)植田邦彦(金沢大・理・生物) ニュージーランドに生息していたマリモの近縁種(Wittrockiella lyallii)

11:30 L9 林蘇娟★・中島世鈴奈・岩槻邦男(立教大・理・生命理学)・加藤雅啓(東京大・理・生物) ホングウシダ複合体の系統分類学的研究

11:45 L10 五百川祐★(上越教育大・自然史系生物)・石沢進(新潟大・理・自然環境科学) 東北地方中南部において風穴地に分布がほぼ限られる植物

12:00-13:00 総会

3月21日(土)

13:00-15:00 シンポジウム(1)「植物レッドリストと絶滅危惧植物のリスク評価」

オ−ガナイザ−  矢原徹一(九州大・理・生物)

講演者

1.加藤辰己(新潟大)「植物レッドリスト(維管束植物)の特徴」
2.長尾英幸(千葉大園芸)「植物レッドリスト(非維管束植物)の特徴」
3.松田裕之(東京大海洋研)「植物レッドリストの絶滅リスク評価法とその改良」

15:15-17:45 シンポジウム(2)「分子データを用いた植物地理学の展望」

オ−ガナイザー  藤井紀行・池上宙志(金沢大・理・生物・植物自然史)

講演者
1.瀬戸口浩彰(東京都立大・理・生)「ゴンドワナ大陸起源植物の分子系統〜ユークリフィア科、ナンヨウスギ科、ナンキョクブナ属での検証」
2.横山 潤・福田達哉(東北大・院・理・生物)・長谷部光泰(基生妍・種文化第二) 「ゴンドワナ大陸起源説の再検討〜ドクウツギ属、クコ属の系統解析を例に〜」3.陶山佳久(筑波大・菅平高原実験センター)「分子データから見たモミ属樹種の種分化と分布変遷」
4.渡辺幹男・芹沢俊介(愛知教育大・生物)「日本列島における植物の地理的分化の多様性」
コメンテーター
5.三中信宏(農環研・計測情報)「系統解析と植物地理」
6.高橋英樹(北大・農・植物園)「これからの植物地理学はどうすべきか?」

(シンポジウム終了後、懇親会。 会場:富山県職員会館 TEL 0764-41-4004)

 

1998年3月22日(日)

9:00 L11 瀬戸口浩明★(都立大・理・牧野標本館)・小菅桂子(神戸大・理・生物)・戸部博(京都大・総合人間・自然環境) rbcL塩基配列に基づくヒルギ科の系統進化

9:15 L12 小林和貴★(東北大・理・植物園)・吉川淳子(古代の森研究舎)・横山潤(東北大・院・理・生物)・鈴木三男(東北大・理・植物園) 青森県産最終氷期トウヒ属化石のDNAによる同定

9:30 L13 長谷部光泰★(基礎生物研究所)・安藤敏夫(千葉大学・園芸)・岩槻邦男(立教大学・理) カエデ属の系統解析(2)

9:45 L14 東浩司★(京都大・院・理・植物)・L.B.Thien(Tulane Univ., U.S.A.)・河野昭一(京都大・院・理・植物) 日本および北米産モクレン属の花香の成分の化学的特性とmatK遺伝子による系統解析

10:00 L15 遊川知久★(国立科博・植物園)・古賀聡・半田高(筑波大・農林学系) ラン科セッコク亜連と姉妹群候補の分子系統―matK,rbcL,制限酵素断片データの比較

10:15 L16 先生真弓★・綿野泰行・植田邦彦(金沢大・理・生物) ハイマツmtDNAのキタゴヨウ集団への大規模なイントログレッション

10:30 L17 青木誠志郎★(東京大・総合文化・生命)・伊藤元己(千葉大・理・生物)・庄野邦彦(東京大・総合文化・生命) タバコ属へのrol遺伝子群の水平移行とその系統学的意義

10:45 L18 渡辺幹男★・芹沢俊介・井上史子・内藤敬江(愛知教育大・生物) 遺存固有種シデコブシの遺伝的構造

11:00 L19 谷田辺洋子★・村上哲明(京都大・院・理・植物) ミゾシダ(ヒメシダ科)の分子種分類

11:15 L20 福田一郎(東京女子大・文理・生) 日本におけるエンレイソウ属植物の和名・学名について

11:30 L21 吉田彰★((財)進化生物学研究所)・西田治文(中央大・理工学・生物)・西田誠((財)進化生物学研究所) 北海道産白亜紀のフサシダ科生殖葉の復元と類縁

11:45 L22 高橋正道★(香川大・教育・生物)・Peter R. Crane(The Field Museum Chicago)・安藤寿男(茨城大・理・地球生命環境) 後期白亜紀の被子植物始源群の種子化石

12:00-13:00 昼食

13:00-14:20 ポスターフラッシュ(3分/1人)

P1 井上健★・小澤正幸(信州大・理・生物) 日本産アキギリ属アキギリ亜属の分類学的研究

P2 松本達男★・出口博則(広島大・理・生物科学) 地衣類Myriotrema属(The lotremataceae)の分類学的検討

P3 横田昌嗣(琉球大・理・海洋自然) 琉球産Pristiglottis属(ラン科)の1新種

P4 井上健★(信州大・理・生物)・高橋英樹(北大・農・植物園) 北海道アツモリソウ属植物についてのいくつかの話題

P5 中田雅司★(富山県中央植物園)・熊谷明彦(北上市立博物館)・谷口研至・原健司(広島大・理・植遺) 岩手県東北部に産するイワギクの八倍体

P6 林蘇娟★(立教大・理・生命理学)・庄恵如・ 海声(中国福建師大・生物学院)・岩槻邦男(立教大・理・生命理学) 中国産シダ類の細胞分類学的研究U.福建省のシダ

P7 傅田哲郎★・傅田淳子・横田昌嗣(琉球大学・理・海洋自然科学) 沖縄の海岸に生育するニガナ属(Ixeris)三種の染色体数

P8 兼本正(富山県中央植物園) 富山県におけるウワバミソウとヤマトキホコリの染色体数

P9 堀江佐知子★(福岡教育大・生物)・鈴木和男(山口県立大・生活科学)・牧雅之(福岡教育大・生物) トキワイカリソウとバイカイカリソウにおける浸透性交雑現象の解析1.種特異的マーカーの検索

P10 池上宙志★(金沢大・自然科学・生命科学)・植田邦彦(金沢大・理・生物) ミツバツツジ類の系統解析

P11 石川寛★・伊藤元己・栗田子郎(千葉大・理・生物) ベニシダ類の核遺伝子PgiCの単離と系統解析への利用

P12 牧雅之★・森苗裕子・笈木秀治(福岡教育大・生物)・高橋弘(岐阜大・教育・生物) キバナノホトトギス節における酵素多型変異

P13 坪田博美★・中尾成身・中野武登・関太郎(広島大・理・生物科学) rbcL遺伝子によるHypnoblyales(蘚類)の系統関係

P14 笈木秀治★(福岡教育大・生物)・井上健(信州大・理・生物科学)・牧雅之(福岡教育大・生物) RAPDによるシマホタルブクロの遺伝的変異の解析

P15 勝山輝男(神奈川県立生命の星・地球博物館) ミヤマカンスゲ(カヤツリグサ科スゲ属)の種内分類群とその分布について

P16 高橋英樹(北大・農・植物園) 千島列島における植物分布パターン

P17 黒崎史平★(頌栄短期大学)・高橋晃(兵庫県立人と自然の博物館) ヤマジノタツナミソウ(シソ科)の分布

P18 志内利明★(富山県中央植物園)・堀田満(鹿児島大・理・地球環境) 九州南部から南西諸島のツリガネニンジン類の地理的変異とその分類

P19 戸崎弥生★・高橋弘(岐阜大・教育) センリョウの受粉生物学的特徴

P20 堀井雄治郎(秋田県立横手工業高校) 和歌山塊とその植物の多様性

P21 鈴木三男★(東北大・理・付属植物園)・平野亮(東北大・院・理・生物) 環孔性及び散孔性広葉樹における二次木部の季節成長

P22 北村香織★・高橋正道(香川大・教育・生物) 上部白亜系(サントニアン)から得られた胞子化石と花粉化石

P23 寺田和雄★・鈴木三男(東北大・理・付属植物園) 我が国の前期〜中期中新世の木材化石フロラ

14:30〜16:00 ポスターセッション


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