日本植物分類学会第29回大会プログラム


会期:シンポジウム  1999年3月17,18日
大会   1999年3月18,19日
会場:中央大学後楽園キャンパス,理工学部5号館
大会会長 岩槻 邦男

3月17日(水) 
10:00−17:00 国際シンポジウム:アジアの種多様性(第1日)
Session1. Flora and biodiversity in Asia
Session 2. Phytogeography in Asia: Recent Progress

3月18日(木) 午前
9:30−12:30 国際シンポジウム:アジアの種多様性第2日
Session 3. Present Status of Endangered Plant and its Conservation in Asia
総合討論


3月18日(木) 午後
13:30−14:50 ポスターフラッシュ (各3分)
15:10−17:00 ポスターセッション

P1   東アジア産サルオガセ属(地衣類)ヒゲサルオガセ亜節(S.Motyka)の分類学的研究
 大村嘉人★(東大・院・理)・柏谷博之(国立科博・植物)

P2   地衣類Thelotrema属の分類学的検討
 松本達雄★・出口博則(広島大・理・生物科学)

P3   ザクロゴケ(Haematomma puniceum subsp. Pacificum)の分類学的位置
 宮脇博巳★・腹巻かずみ(佐賀大・文化教育・理数教育)

P4   緑藻ボルボックス目のrbcL遺伝子のグループIイントロン
 野崎久義(東大・院・理・生物科学)

P5   酸性河川中の緑色糸状植物について
 樋口澄男★(長野県衛生公害研)・野崎久義(東大・院・理・生物)・川村 實・久保田昌利(長野県衛生公害研)・秋山弘之(兵庫県人と自然博)・加藤雅啓(東大・院・理・生物科学)・小菅桂子(神戸大・理・生物)

P6   腋蘚類(pleurocarpus mosses)における分子系統解析
 有川智己★(東大・院・理・生物)・樋口正信(国立科博・植物)

P7   東アジアにおけるジャゴケ同胞種内の遺伝的分化
 井藤賀操★(広島大・理・生物科学)・秋山弘之(兵庫県人と自然博)・山口富美夫・出口博則(広島大・理・生物科学)

P8   トウゴクシダの起源について核遺伝子PgiCからわかること
 石川寛★・伊藤元己・栗田子郎(千葉大・理・生物)

P9   再発見されたサクラハンノキ(カバノキ科)とその正体
 米倉浩司★(東北大・理・八甲田)・鈴木三男(東北大・理・植物園)・大橋広好(東北大・院・理・生物)

P10 ウワバミソウの開花特性
 兼本 正(富山県中央植物園)

P11 葉緑体DNAとITS領域のシーケンスによるセンニンソウ属の系統解析
 三池田修★(都立第三商業高)・喜多晃一・古賀 聡(筑波大・農林)・半田 高(筑波大・農林)・遊川知久(国立科博・植物園)

P12 ヒロハカツラの種子形成過程と花部形態におけるカツラとの比較
 池田信三★・五百川裕・大悟法滋(上越教育大・自然系生物)

P13 愛知県瀬戸市海上地区のシデコブシの遺伝的多様性
 渡邊幹男★・芹沢俊介(愛知教育大・生物)・橋本宣子(プレック研・中部)

P14 ズイナ属の系統分類学的研究
 鈕 力明★・大場秀章(東大・総合博・植物)

P15 ITS及びpstA-trnHスペーサの塩基配列から明らかになったバラ属の系統関係
 岩田 光(湧永製薬)

P16 サクラ属のシュート構成
 宮崎慶子★・高橋桃子・邑田 仁(東京都立大・理・牧野)

P17 アワガタケスミレの分類学的実体
 小林正成★・加藤辰己(新潟大・理・自然環境)

P18 新潟県におけるナガハシスミレの分類学的研究
 初田早苗★・加藤辰己(新潟大・理・自然環境)

P19 新潟県におけるイソスミレの分布と遺伝的多様性
 水野昭善★・加藤辰己(新潟大・理・自然環境)

P20 タバコ属の系統進化とNgrol遺伝子群の水平移行
 青木誠志郎★(千葉大・理・生物)・庄野邦彦(日本女子大・理・物質生科)・伊藤元己(千葉大・理・生物)

P21 チゴユリとオオチゴユリの雑種
 丹羽雅和★・高橋 弘(岐阜大・教育)

P22 クマザサの葉身におけるケイ素の分布様式
 本村浩之★・鈴木三男(東北大・理・植物園)

P23 ショウガ科Globba属の分子系統学的解析:3倍体種は何回起源したのか?
 高野温子★・岡田 博(大阪市大・理・植物園)

P24 インドネシア・スマトラ産渓流沿い植物2種の遺伝的分化の研究
 森 康子★(阪大・院・生物)・岡田 博(大阪市大・理・植物園)

P25 北海道雨竜沼湿原のフロラ(予報)
 高橋英樹(北大・農・植物園)

P26 PCR-SSCPに適した被子植物の葉緑体DNAのユニバーサルプライマーの開発
 西沢 徹★・棉野泰行(金沢大・理)


3月19日(金) 
9:15−12:00  一般講演

9:15 L1   植物寄生菌うどんこ病菌-とくにシストテ−カ連-の系統と寄主植物に関する考察    高松 進★・平田哲也(三重大・生物資源)・佐藤幸生(富山県立大)

9:30 L2   酵素多型分析によるホングウシダ属の種間雑種の推定
 林 蘇娟★(立教大・理・生命理学)・加藤雅啓(東大・院・理・生物科学)・岩槻邦男(立教大・理・生命理学)

9:45 L3   rbcL遺伝子から見たジャコウシダ(Diplazium formosana)の系統関係
 佐野亮輔★(千葉大・理・生物)・高宮正之(熊本大・理・環境理学)・伊藤元己・栗田子郎(千葉大・理・生物)・長谷部光泰(基生研・種分化)

10:00 L4   日本産ノコギリシダ属(Diplazium)の進化に関する分子分類と細胞分類からの考察
 高宮正之★(熊本大・理・環境理学)・松田久美子(京大・院・理・植物)・村上哲明(京大・院・理・植物)

10:15 L5   化石情報にもとづく原生ゼンマイ属7種のrbcL分子系統樹の解釈
 谷田辺洋子★(京大・院・理・植物)・西田治文(中央大・理工・地学生物)・村上哲明(京大・院・理・植物)

10:30-10:45 休憩

10:45 L6   双葉層群・芦沢層(コニアシアン: 後期白亜紀)から発見された炭化植物化石群 ー(新称 上北迫化石植物群: Kamikitaba assemblage)ー
 高橋正道★(香川大・農・生命機能)・Peter R. Crane(The Field Museum)・安藤寿男(茨木大・理・地球生命環境科学)

11:00 L7   大平洋地域におけるビャクダン属(Santalum)の植物地理
 瀬戸口浩彰★(京大・総合人間)・Henwood, M.J.(Sydney大・理)・Lum. S.(Nanyang Technology大・教育)

11:15 L8   アルコール脱水素酵素遺伝子に基づくキンポウゲ科の系統解析
 小菅桂子★・木村恵那・諸岡倫子・渡邊邦秋(神戸大・理・生物)

11:30 L9   ヒマラヤ産タデ科イブキトラノオ属の分類学的再検討(2)
 米倉浩司★(東北大・理・八甲田)・大橋広好(東北大・院・理・生物)

11:45 L10 スズシロソウの新種内分類群
 藤井伸二(大阪市立自然史博)

12:00−13:30 総会

13:30−16:30 一般講演

13:30 L11 ケマンソウ科の種子形態
 福原達人

13:45 L12 日本産ウツギ属の染色体数および花粉形態的研究
 鈕 力明★・大場秀章(東大・総合博・植物)

14:00 L13 ヌスビトハギの種内変異:葉緑体DNAと核DNAのデータから
 梶田 忠★(東大・院・理・植物園)・舘田英典(九州大・院・理・生物)・大橋広好(東北大・院・理・生物)

14:15 L14 Argophyllaceaeの生殖器官の解剖学
 徳岡 徹★・戸部 博(京大・総合人間)

14:30 L15 一葉植物Monophyllaea singlaris(イワタバコ科)の花序形成
 今市涼子★・伊口誠子(日本女子大・理・物生)・加藤雅啓(東大・院・理・生物科学)

14:45-15:00 休憩

15:00 L16 シオン属内における染色体進化
 副島顕子★(大阪府大・総合科学)・三島美佐子(九州大・理・生物)

15:15 L17 琉球列島固有種ミヤコジシバリとハマニガナ・オオジシバリの種間関係
 傳田哲郎★・横田昌嗣(琉球大・理・海洋自然科学)

15:30 L18 シロバナタンポポの起源(その2)
 松田恭子★(新潟大・教育)・西野貴子(大阪府大・総合科学)・森田竜義(新潟大・教育)

15:45 L19 山地型および低地型ミノボロの比較
 芹沢俊介★(愛知教育大・生物)・堀井雄治郎(秋田県立横手工業高)・渡邊幹男(愛知教育大・生物)

16:00 L20 Paris polyphyllaの染色体変異と進化
 福田一郎★(東京女子大・文理)・Ching-I. Peng(National Museum of Natural Science, Taiwan)

16:15 L21 日本産ラン科植物の種子と生育圏の区分
 小田倉正圀(麻布大・環境政策)

16:30   終了予定


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