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!!!カール・フォン・リンネ生誕300年記念講演会 「リンネと自然の体系への夢」

場所: 国立科学博物館内 講堂にて   (東京都台東区上野公園7−20)
日時: 2007年4月14日(土) 10:00-16:20
参加費: 無料(博物館入館料が別途必要となります)
定 員: 100名
申しこみは先着順で当日の開始30分前から会場で受け付けます.
お問い合わせ先: 03-5777-8600(ハローダイヤル)

*大場氏と鎌倉氏を除く全ての講演は英語で行なわれます.日本語の通訳有.
*映画「リンネの足跡」は音声はスウェーデン語、字幕は英語です.
*講堂が飲食施設から離れたところにございますので、終日ご参加される方はお食事のご用意をお勧めいたします.

都合によりプログラムの変更が生じることもございますので、スウェーデン大使館ホームページ(http://www.sweden.or.jp)にて最新の情報をご確認ください.

皆様のご来場をお待ち申し上げます.

スウェーデン大使館 文化参事官
アネット・マスイ

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プログラム

10:00-10:15
開会の辞 スウェーデン大使館文化参事官アネット・マスイ

10:15-10:45
「リンネ−彼はどんな人物であったのか、彼の偉業とは?」
著書「自然の体系」を通じて、リンネは生物学に新しい博学的な考えを築いた.約1万種類の植物と動物を描写・命名し一つの体系にまとめ、歴史的な業績となった.
講演:東京大学名誉教授 大場秀章氏

10:45-11:15
「リンネの使徒たちと彼らの旅」
リンネによって刺激された多くの若き学生たちは、世界各地へ冒険的な旅に出発し、中には新しい大陸を発見する者までいた.この講演では「日本植物誌」を執筆したカール=ペーテル・テューンベリに焦点が当てられる.
講演:東京大学名誉教授 大場秀章氏

11:15-12:00
昼食休憩

12:00-12:50
「リンネの足跡」
世界的に著名なNational Geographic誌にも写真を提供しているスウェーデン人の写真家マティアス・クルム氏と、リンネと使徒たちの足跡を辿って世界を旅したスウェーデン人ジャーナリスト、フォルケ・リデーン氏によって制作された映画.(英語字幕付きスウェーデン語上映 http://www.expeditionlinne.se/ )

12:50 -13:50
「今日の体系」
近年の分類学者は生物組織体間の関係をどのように表しているのか.またどのような結果が見られるのか.生物組織体間の関係はリンネが提唱したままなのであろうか.
講演:ストックホルム大学教授 王立科学アカデミーベルギウス財団教授 
ビルギッタ・ブレーメル氏

13:50-14:50
「変わり行く世界の中で鍵となる生物多様性」 
リンネの研究はとても実践的であり、その使徒たちの旅は、植物界の中から人間にとって有益な種を発見することを大きな目的としていた.自然の資源はとても限られており、人間が生活を営むことにより植物界・動物界との衝突がおこり、種の衰退に繋がることもある.自然の資源を消費しながらも持続可能なシステムを構築することは可能であるのだろうか.
講演:ストックホルム大学生態システム学科アルバエコ(アルバ生態学情報研究所) ヤコブ・ルンドベリ氏

14:50-15:20
「リンネの時代の音楽」
スウェーデン伝統楽器ニッケルハルパの演奏と講演.
講演と演奏:ニッケルハルパ演奏家 鎌倉和子氏

15:20-16:20
「都心部の自然を再考する:人間が支配する世界の中で、循環システムの
許容量を維持する」
リンネの時代には大多数の人が農業に従事していたが、今日では歴史上初めて大多数が都市部に居住することとなり、未来においてもこの傾向が続いていくと予測される.自然のシステム−そして私たちの自然についての概念−は、都市の存在によってどのように影響され、また東京のような大都市圏を支えるために、どれほどの自然資源と生態系サービスが必要とされるのか.
講演: ストックホルム大学生態システム学科、アルバエコ(アルバ生態学情報研究所)ヤコブ・ルンドベリ氏