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!!大会開催の可否は今しばらくお待ちください(2011年3月12日)
(会員用メーリングリストから転載)
日本植物分類学会会員各位
昨日三陸沖に発生した大地震と大津波、引き続く大きな余震のなかで、被災地に知人をもたれる会員の方々には安否への心配が募っておられることと思います。同時に、来週19日から予定の分類学会大会開催が可能かどうか心配しておられる方も多いと思います。
まだ状況把握が全くできていない状態ですが、僅かな情報からも、会場予定地の筑波大学がかなりの被害にあっていること、開催地のホテルが営業中止になり宿泊を断られるという事態も発生していることが分かりました。一方、大会実行委員長の岩科司さんからは、まだ電気・水道が復旧していないなか、会場予定の建物を調べていただいた旨、連絡を寄せていただきました。それによれば、学会に使用する科博ハウス、研究棟、筑波大学の大学会館には幸い建物・設備の異常は見られなかったとのことです。そのため、開催方向でいきたいという、知らせもいただきました。
いまなおいっそうの状況把握に努めるつもりですが、状況が分かるにつれ、被害がふくれそうで心配です。とりわけ、最悪の被災地の東北地方の会員の安否とともに、大会参加が可能かどうかも懸念されます。加えて、最新のニュースでは福島の原子力発電所にも被害が出ているようで、その影響が極めて心配です。こうした諸々の点も踏まえて、'''予定通り大会を開催するかどうか、会員の皆様にはできるだけ早く連絡差し上げたいと思いますので、今しばらくお待ち下さい'''。
この会員宛メールが被災地の会員には直接お届けできないのが残念です。
2011年3月12日
日本植物分類学会会長 戸部 博